サーバが落ちる(ダウン)とは?

「落ちる」とは皆さまの周りでもよく耳にする言葉ではないでしょうか。チャットから落ちる、オンラインゲームから落ちる、寝落ちする、など様々な場面で使われています。これらの言葉はもともと、コンピュータやサーバがネットワークから外れることを「落ちる」といったことに由来します。「サーバがダウン(down)する」「シャットダウン(shut down)する」のdownを日本語に直した「落ちる」が俗称として広まったのです。今回はこのように幅広く使われる「落ちる」の中でも「サーバが落ちる」について説明していきたいと思います。

「サーバが落ちているのかも」と思ったら?

ユーザが「接続先のサーバが落ちているのかも」と疑う状況は、ユーザ側のインターネット回線がつながらなくなったことによるものが大半です。多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか。ただ、その時点でサーバが落ちていると断定するのは早計です。まず、自身の接続元の環境を確認してみましょう。ルーターの電源が切れていたり、物理的に回線が抜けていたり切れていたりすることが原因でインターネット回線につながらなくなっている可能性も否定できません。確認方法は簡単です。ほかのwebサービスに接続してみてください。それでもインターネット回線につながらなかったらユーザ側の問題、つながるようであればユーザ側からそのサービスまでの間に存在している問題となります。

ではサーバを提供する側の目線ではどうでしょうか。サーバが落ちているかもと思ったら、まずは事実確認を行うでしょう。次に必要なのが、原因の特定です。これにはログの確認が有効です。データ容量オーバーやアクセス数の増加でCPUの処理が追いついていない可能性もあるので、そういった場合にはインフラ強化などの対策を施しましょう。

最後に

サーバが落ちているかもと思ったり、落ちているのではないかと報告が挙がったりしたら、ユーザ側ではまず自らの環境の確認、サービス提供側は事実確認と原因の追究をまず行ってみてください。