セキュリティ専門家による脅威情報・ニュースをお届けしているトレンドマイクロ セキュリティブログの記事から、2020年4月に公開された記事の中から5本、ご紹介します。
テレワークを安全に行うために
テレワークの普及は以前から予測されていましたが、現在進行中の新型コロナウイルス(COVID-19)の発生に対応して、世界中の多くの企業が急遽テレワークを導入している状況です。その結果、リモートから企業内ネットワークにサインインする従業員や、SaaS(Software as a Service)を利用する従業員が増加しています。このように必要に迫られた急激な変化の際には、さらなるセキュリティリスクが生じる可能性があります。
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「新型コロナウイルス(COVID-19)」便乗脅威の最新情報
また、特に日本国内で確認された便乗脅威に関しては以下のis702の記事でも最新事例を更新しておりますので参照ください。
is702:【注意喚起】新型コロナウイルスに便乗したネット詐欺などにご注意ください
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行に便乗したサイバー犯罪者の活動に関し、前回公開の4月9日以降に確認した最新情報について情報を更新いたしました。
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安全なテレワークのために:「Zoom」のリスクとセキュリティを理解する
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行は、在宅勤務者、つまりテレワーカーの急激な増加という状況を生み出しています。同時に、テレワークを支えるビデオ会議アプリにも注目が集まっており、中でも「Zoom」は利用者が2億人を突破するなど急激な普及が報じられています。このように大きな注目を浴びたソフトやサービスには、便乗した攻撃を狙うサイバー犯罪者の注目も集まるため、様々な角度からセキュリティリスクが増大する傾向が見られます。本記事では直近で明らかになったZoomのセキュリティリスクと共に、対策の心がけについてまとめます。
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脅威を知る:「ゼロデイ攻撃」
「ゼロデイ攻撃」は、その時点ではまだ修正プログラム(パッチ)が公開されていない脆弱性を利用するサイバー攻撃です。つまり、その時点では根本的な解決方法がない状態での攻撃ということであり、企業組織は、ゼロデイ攻撃によって多大な影響を受ける可能性があります。多くの場合、パッチが公開されるまでは、セキュリティ上の欠陥を悪用しようとするサイバー犯罪者と、セキュリティ上の欠陥を修正するためにパッチを開発するソフトウェアベンダあるいは開発者間での競争劇となります。
本ブログ記事は、ゼロデイ脆弱性について企業組織が知っておくべきこと、つまり、ゼロデイ脆弱性とは何か、そして、ゼロデイ脆弱性がどのように悪用されるかについて詳述します。企業組織はゼロデイ脆弱性について知り置くことで、ゼロデイ脆弱性が悪用されるリスクや脅威を軽減させるための対策につなげることができます。
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ビデオ会議アプリ「Zoom」に便乗し不正マイニングを狙うサイバー犯罪者
トレンドマイクロでは、ビデオ会議アプリ「Zoom」の正規インストーラとマルウェアをバンドルし、Zoomを利用したいユーザをだまして不正にコインマイナーをインストールさせようとするサイバー犯罪者の活動を確認しました。新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延に対する懸念が高まっている中、多くの企業が在宅勤務に移行しています。サイバー犯罪者はこのような最近の状況に乗じ、テレワークには欠かせないビデオ会議アプリに便乗してマルウェアを拡散させようとしているものと言えます。この脅威について、トレンドマイクロでは既にZoom社と連絡をとり、適切な対応についての協力を行っています。
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