セキュリティ専門家による脅威情報・ニュースをお届けしているトレンドマイクロ セキュリティブログの記事から、2019年6月に公開された記事の中から3本、ご紹介します。
macOSのダブルフリー脆弱性「CVE-2019-8635」を解説、権限昇格と任意のコード実行が可能に
トレンドマイクロは、macOSで同一領域のメモリが二重に解放される「ダブルフリー」の脆弱性を発見しました。この脆弱性には共通脆弱性識別子「CVE-2019-8635」が割り当てられています。CVE-2019-8635は、AMD製GPU「Radeon」のコンポーネントにおけるメモリ破壊に起因します。攻撃者がこの脆弱性の利用に成功すると、権限を昇格し、ルート権限で不正なコードを実行可能です。弊社の情報公開を受けAppleは修正プログラムを公開しました。
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実例で見るネットの危険:当選詐欺サイトへ誘導する「からあげプレゼント」メール
受信者を騙し、詐欺サイトへ誘導する偽メールの攻撃は継続してその手口を変化させています。トレンドマイクロでは、携帯電話事業者を詐称し、からあげプレゼントクーポンの当選を偽って利用者を不正サイトへ誘導する詐欺メールの拡散を確認しています。トレンドマイクロではこの詐欺メールの存在を5月末ころから確認していましたが、本記事執筆時点の6月18日でも攻撃の継続が見られています。
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職場で利用されるIoTデバイス:セキュリティリスクとBYOD環境への脅威
モノのインターネット(IoT、internet of things)は、一般家庭や工場と同様に企業の在り方をも変えつつあります。職場における従業員が個人的に所有するIoTデバイスの存在とその利用は、IoTがどのようにして企業や法人に変化を促したかを最も明確に示しています。
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